批評ってなんだろう

最近、何かひとつの物事に対して

じっくり考えられる時間が減ったように思う。

 

それは別に、外の世界に関心を持てなくなったとか

一人で落ち着いて過ごせていないからではない。

 

九時五時のおかげで金銭的には安定したし

恋人と共にする食事は

何よりも安らぎに満ち溢れてる。

 

それでも、そうした生活のなかで

感じたことを内省するという時間は

少なくなってしまった。

 

学生の頃のように

文章を書くという機会が

なくなってしまったからかもしれない。

 

そこで、ふと思った。

 

日々の思い出は、瞬間瞬間を

写真や動画で切り取ってしまえばある程度はそのまま残せるだろう。

 

だが、その節々で自分の内に湧き立つ機微というものは

言葉にしないと残せないんじゃないかと。

 

そうでもしないと、心という器官が

次第に麻痺していくような気さえする。

 

楽しかったとか、印象的だったとか

その場で浮かんだ感想だけをなぞるだけでは

どうも足りない。

 

その時々に何を感じ

どう揺さぶられたのかをもう一度掘り下げて考えてみたい。

 

そんなことができる場所が

欲しいと思った。