労働と娯楽の境界線について

私たちは労働と娯楽を

別のものとして捉えている。

 

労働とはお金を稼ぐ手段である。

 

娯楽とは労働の余暇活動、気晴らしである。

 

生きるためにお金が必要であり、

生きるために労働する。

 

娯楽は、労働の合間にある余暇に楽しむ活動だ。

 

現代では一般的な考え方だろうし、

私自身も疑問を持たずにそう考えてきた。

 

しかし、その境界というものが

本当に明確なのかと思うようになった。

 

家庭菜園を例に考えてみよう。

 

ベランダの植木鉢でも、

自宅庭の菜園でも良い。

 

トマトを育てるとして、

収穫までには世話をする。

 

ここでは、金銭は発生しないものの

労力を割いて報酬(つまり、トマト)

を得ようとする。

 

とすると、これも一種の労働と

言えるのではないだろうか。

 

しかし、この「労働」は同時に、

余暇の間に行われ、

収穫や食事の楽しみ

をもたらしてくれる。

 

つまり、労働と娯楽に

重なりがあるのである。

 

性質が重複するのであれば、

労働と娯楽を二項対立で考えることは、

もしかすると間違っているのかもしれない。

 

であるならば、労働とは、

何をもって「労働」とするのだろうか。